モード系ファッションとは?黒で斬新な世界観を持ったデザインはどこで買える? - grimoire

モード系ファッションとは?黒で斬新な世界観を持ったデザインはどこで買える?

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モード(MODE)とはフランス語で流行やファッションという意味があります。最新のもの、非凡なものという意味も持っていますが、日本では、モノトーンのコーディネート、特に黒い色でコーディネートするファッションのことをモード系ファッションと読んでいます


世界的には現在も、モードは流行の最先端という意味で使われているため、もとハイブランドがコレクションごとに打ち出し、打ち出しをしたトレンドを取り入れたファッションのこと、クリスチャンディオール、ジバンシー、イヴサンローランなどの、パリコレクションで、毎年新作を発表しているハイブランドのことを意味しています。

モード系ファッションの特徴は?日本発祥の「黒の衝撃」

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日本では、日本発祥の「モードファッション」である、黒を基調とした斬新で、洗練されたデザイン性の高い個性的な洋服や、スタイリングを、モード系ファッションが「モード系ファッション」を呼ぶことが多いです


モード系ファッションが、日本で黒のコーディネートを指すきっかけは、1980年代のヨージ・ヤマトモや、コムデギャルソンが、黒を前面に打ち出したファッションをコレクションで発表したこと。


これは黒の衝撃と呼ばれました。


黒と言うのはとても高貴な色ですが、服の色であり、死をイメージする色目。

ゴスや、ダーク、ミステリアス、エキゾチックな一部のサブカルチャーファッションで、異質さを表現する場合には好まれていましたが、女性のドレス‥特にパリコレクションのような最先端のファッションを発表する場には相応しくないと、以前は思われいました。


しかし、1982年のパリコレクションで、ヨージヤマモトとコムデギャルソンが、それまでタブーとされていた黒の衣装を使ったことで、世界に衝撃が走りました。

モード系ファッションはジエンダーレスでエイジレスなデザインの洋服たち

ブラックタックストライプ タックギャザーモードロング丈スカート&ブラウス
日本、東洋からやってきたデザイナーの作る洋服は、ヨーロッパでそれまで支持されていたファッションの主流と全く違ったコンセプトで、デザインされた洋服でした。

あるものはジェンダーレスで、見たことのないフォルムであったり、着物や禅に着想を得た、直線的な布を重ねることで世界観を表現したものがあったりと、西洋のデザイナーの思いつかないような独創的なクリエイティブが、黒一色で作られた洋服たちで構成されて披露をされました。


今までになかった斬新なデザインやフォルムで、世界中の人々を魅了し、ヨージヤマモトとコムデギャルソンが築き上げた独特な世界観は、「東からの衝撃」「黒の衝撃」などと言われました。

日本のファッション史の中に見るモード系ファッションの始まりは80年代

それまでの日本のファッション遍歴としては、戦後の復興を遂げ、海外からの文化が浸透し、1970年代にはヒッピー文化の影響でミニスカートがムーブメントを起こしたり、アメリカンなライフスタイルや、トラッドスタイルなどのファッションが流行していましたが、DCブームやストリートファッションが生まれ、日本独自のファッションが発展しました。


DCブームの中でも、ヨージヤマモトとコムデギャルソンの黒の衝撃が起こったことで、ブラック一色でコーディネートしたアイテムを着こなす人のことを「カラス族」と呼ぶようになりました。



ファッションがとても好きな人が、百貨店ブランドの東京コレクションやパリコレクションに出ているようなデザイナーズブランドを購入してコーディネート。


最新のファッションを着こなすことができる人にしか着ることが難しいと言われていました。カラス族は、全身ブラックなコーディネートをすることから、ファッションとしての主張がとても強く、コントラスト強めなメイクであったり、ボーイッシュなかっこいい髪型など、フェミニンなイメージではなく、ボーイッシュなイメージであったり、ジェンダーレスなメイクや着こなしをがあります。

モード系ファッションはアーティストに人気の個性的なファッション

アパレル業界や、アート関係者、美容関係のアーティスト、美大生や専門学校生などが好んでモード系ファッションを着こなしていましたが、ファッション感性の高い人の特権という時代の雰囲気でした。


最先端のモード系ファッションは、国内外のミュージシャンの衣装としても好まれて着られるようになりました。


今では当たり前のように着こなしているモード系ファッションですが、80年代当初は、ファッションに対する感度が高い人のみにしかできないコーディネートと言われていました。


80年代に始まったDCムーブメントですが、徐々に一般層に浸透、全身黒ずくめのファッションは、今ではモード系ファッションと呼ばれ、ストリートやドレス、韓国系ストリートモード系ファッション、アート系モードファッションなどと呼ばれ、全年代、エイジレスで、ジェンダーレスなファッションとして人気があります。

内面の強さを表現するオールブラックコーデはモード系ファッションの基本

現在は、有名ブランドで打ち出されている数々のデザイン、ディティールを取り入れたプチプラのお洋服がたくさんリリースされていますし、黒一色のデザインはコーディネートしやすく、個性を表現できる、流行に左右されにくいなど、自分らしさを大切にする人から人気のファッションジャンルとなっています。

中でも、内面の強さや個性を表現できることから、性別や年代を問わず、自分の隙を大切にする人にはモード系ファッションがとても好まれています。

全身ブラック以外はモード系ファッションではないのか?

韓国モード系ストリートファッション

 

モード型の基本は、オールブラックコーディネートと聞き、ですが、黒のジーンズに、黒のTシャツ、合わせれば、モード系ファッションになるかと言うと、少し違っています。

モード系のイメージは、全身黒のコーディネートではなく、トレンドを取り入れたデザイン

ベーシックなデザインではなく、デザインに特性があったり、周りから一目置かれるざん新さがあると、普段とは違った雰囲気をまとうことができます。



ただのシャツ1枚、とっても、裾にアシンメトリーなデザインが施されていたり、ボタンの配置が通常と違っていたり、ミュージックファスナーが開閉することで、シルエットの変わるお洋服などの個性的なデザインが本型の特徴です

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